なんだか妙に蒸し暑い日が続いているDCです。今週はずっと華氏90度代。今日は98度(摂氏36度)。
うちは普段はめったにエアコンはつけないのだけど、たまたま今週はアパートのビルの外側を修理しているため、窓の外を工事関係の人たちがうろちょろしている。相方に「日中はかならず窓を閉めて鍵をかけておくように」と言われているので(心配しすぎ)、家にいるときは仕方なくエアコンをつけている。
しかし、アメリカ人はエアコンが好きですな...
というか、私の勝手な観察によると(笑)、アメリカ人の中でも特に白人はエアコン好き。アパートもビル全体がセントラルヒーティングでコントロールされているので、常にエアコンがギンギンにかかっているし、オフィスでも常に私はセーターと靴下をはいていたっけ(真夏でも)。今でもときどきカフェに行って長居するときは必ず上着を持って行くようにしている。でないと凍え死にます。
たまたまこないだアメリカ人のお友達と、環境問題について話していた。彼女の言い分としては、「私はきちんと電気代を払っているんだから、その分きちんと電気(エアコン)を使う権利がある」のだそうだ。ま、確かにそうだけれども...「でも、皆がそういう風に考えて資源を使いまくって来てるから地球温暖化が進んでいるんじゃないの?」と聞くと、「そんなの、私には関係ないね」と言われてしまった(苦笑)。
彼女宅にお呼ばれしたのは、みんなでバーベキューをするのが目的だった。並べられたプラスチックのコップ、お皿、フォーク。バーベキューではおなじみである。私は最初ラムコークをいただいた。その後、彼女がウォッカベースのカクテルをくれるというのでお願いすると、私が使っていたコップをあっさりとゴミ箱に捨てて、新しいコップを手に取る。私はびっくりしたので「いや、使っていたコップをかるくゆすいで使うからいいよ」と言うと、「何言ってんの。たかがプラスチックのコップじゃない」と言うのだ。「でもゆすげるんだから(特に、その時みんなキッチンにいたので、すぐにゆすげる)、もったいない」と言って私はゴミ箱から取り出し、きちんと洗った。彼女だけでなく彼女のダンナさんも、そんな私を驚いた顔で見つめていた。私がお皿に乗っている料理を食べ終わるたびにお皿を彼女に捨てられてしまうので、なるべく少しでも食べ物を残しつつ、食事を楽しまないといけない自分であった。
アメリカにはあまり「もったいない」という観念がないような気がする。ファーストフードやテイクアウトのお店でも、5センチぐらいの厚み分のナプキンとか、醤油やケチャップのパッケージを20個ぐらいくれたりするもんだ。私はいつもこれらを使いきれないので、「いりません」と前もって言う事が多いのだけど、ちょっと不思議そうな顔をされる。
そして、ここではカリフォルニアに比べてリサイクルしない人が多い。それについても友達に言ってみたら、「そりゃ、カリフォルニアは空き瓶や空き缶をリサイクルしたらお金もらえるからでしょ」との答え。
なんでもインセンティブがないとダメなのか...
時々、日本のごみの分別が懐かしくなる。