ハワード大学の近くの一角でよく見かける、Black Hebrews(と一般的に言われる)の皆さん。いつも「写真を撮らせてもらえないかな~」と思っていたのだけど、
とにかく雰囲気怖いっ!!
というわけで、相方を盾にして写真撮影の許可をもらいました。
今まで「Black Hebrews」ということは知っていても、その中でもいろんなグループがあることなど、全く知らなかった。この彼らは中でも「
The Israelite Church of God and Jesus Christ」という団体の方々です。団体によってはおとなしめモードから、ミリタントモードまでいろいろあるようです。いわゆる「キリスト教」にいろいろあるのと同じような感じでしょうか?相方曰く、ハーレムにはBlack Hebrewsがたくさんいて、道端で説教を唱えていたとか・・・かなりミリタント派で、白人が通ると指をさして「おまえは悪魔だ」と叫んでいたそうです(ちょっと見たかった、その光景)。今はどうなんでしょう?
彼らの考え(教え)をむちゃくちゃ簡単に省略して言ってしまうと、[我々(アフリカ人、アメリカ黒人、カリビアン、メキシコ人等を含む、つまりダークスキン・ぴーぽー)は古代イスラエル人(Israelite)の子孫である」。というわけで、いわゆる「イエスは白人ではなく黒人だった!」と信じている人たちです(このトピックはいろいろと議論を呼ぶのであえて深入りはしませんが・・・)。
説教聞き役は相方にまかせて、私は中心人物らしき彼のマイクから流れる大声に少々びくつきながら、「いきなり名指しで質問とかされたらどうしよう?」という強迫観念におびえつつ、アジア人のわたくし、頑張って写真撮りました(周囲の人の目が怖かったけど)。こういう場面に出くわすと、いつも吉田ルイ子さんを思い出し、勇気を奮う自分・・・(あの時代にあれだけの写真を撮り続けた彼女の足元にも及びませんが、勝手に思い出させてもらってます。失敬。)
彼らにいろいろとビラをもらってきたのですが、その内容がすごい。
例えば、
「イエス・キリストは白人だったか?」という問いに対し、当然、「NO」
「神様は全ての人類を愛しているか?」→「NO」 (ええーー!まじ?)
「アメリカのいわゆる『ニグロ』と呼ばれる人々の祖先はアフリカ人か?」→「NO」
という感じで続くのですが、それぞれの問いの答えについて裏づけとなる聖書の抜粋箇所が記述されているので、今度時間があるときにじっくり聖書に戻ってみようと思います。
雰囲気は超怖いですが、彼らのお召し物はとても素敵でした(でも笑顔は見せてくれなかった)。