先週末の Millions More Movement に引き続き、今週末もイベント。今週末は、全米でも有名な黒人大学、Howard University の学園祭。
ネットでいろいろとイベント内容を調べたのだけど、金欠の私が行けるイベント(=無料)は、「Battle of the Bands」。これは大学ではなくて高校のマーチングバンド同士の対決(例の映画「Drumline」のように)。
黒人生徒のマーチングバンドのパレードは観たことがあるけれど、バトルは初めてだったのでかなり楽しみ。到着すると8校ぐらいのバンドが待機していて、もう2校のバトルが始まっていた。
またまたおかんのマニュアルカメラを片手に(相方はビデオカメラを片手に)、撮影開始。高校生とは言えども、彼らのスキルは素晴らしかった。何よりすごかったのが彼らの表情とエネルギーで、おそらく大人(=大学生)では見せられないような表情。映画「Drumline」も顔負けのアティテュードで最高だった(鳥肌立ちまくり)。
バトルも全校終了してふらふらと歩き始めると、わざわざノースキャロライナから繰り出してきた、コミュニティ・ボーイ&ガールスカウトのマーチングバンドの子達が自分たちのバスまで歩いているところだった。ずうずうしいうちの男が、「俺たちのために、なんか演奏してくんない?」とドラムの男の子に言うと、「いいよ」と快く引き受けてくれ、彼が何気にドラムを叩き始める(歩きながら)。すると前の方を歩いていたほかのドラムの子達やシンバル、ダンサーの子達も何気に参加。あっという間にマーチングが開始され、そこから大騒ぎ。DC観衆のために、Go-Go(Go-GoはDC発祥のファンキーな音楽)も演奏してくれ、周囲にいたおばちゃん達は「そうよ、あたしゃ、これが聴きたかったのよ」と、大興奮でお尻フリフリし始めた。バスが待っているメインストリートまで辿り着いてもみんな止まらない。「もうバスが来てるから」と何度もたしなめるバンドのコーチももうあきらめモードで、「えーい、あたしも踊っちゃえ」と、踊り始めた。一曲終わるたびに、「これで終わりか」と思うのだが、するとどこからともなくドラムが始まってしまい、次の曲へ。この子達のこのエネルギーとパワーとソウルはどこから来るんだろう?なんかものすごく感動していた自分...
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毎年、Howard 大学の学園祭の夜はクラブが大盛り上がり。今年はどうやら Diddy (P. Diddy 改め)主催(?)のイベントがあるらしい。去年は朝の4時頃までクラブの外でプロジェクトの宣伝をしていた私。しかし人々の数とSUVの数はすごかった。
今年もきっとそんな騒ぎになるだろうと、カメラとビラを持って徒歩。もうかなりポリス達が集まっている。ある一定の時間までにクラブに入るとディスカウント価格らしいのだが、その頃(すでに12時)到着した人たちはどうやら、80ドル〜100ドル払わないと入れないらしく、みんな何とか無料で入ろうと四苦八苦していた。でもさすがDiddy氏のパーティーだけあって、男性も女性もかなりお洒落して来てました。
そんな人だかりを見つめながら写真を撮っていると、何やら向こうからすごい団体がズカズカとやってきた。よ〜く見ると(というか、通り過ぎるまで気がつかなかったんだけど)、ラッパーCam'ron 氏。ボディーガード数人と、とりまきの女の子20人ぐらいをゾロゾロと引き連れ、クラブの中に消えて行った(カメラを構える時間もなかった)。それが夜中の1時半頃。
が!
昨日ラジオを聴いていたら、Cam'ron 氏、あのあとクラブを去り、ご自慢のランビギ−ニを乗り回していたところ、DCのサグ君達に襲われ、3発撃たれて2発が腕に命中。Howard 大学付属病院で治療され大事には至らなかったそう。ご苦労様でした...
次回は、Battle of the Bands の写真を紹介します。